想定媒体:独自サイト(akimo10shin5.com)/文体:ちゃんご店長スタイル
こんにちは。秋元進吾です。
いきなりですが、質問をひとつ。
説明のうまい人の話に、よく出てくるものって何だと思いますか。
データ? 実績? 専門用語?
・・・例え話なんですね。
「それって、圧力鍋みたいなもので」
「植物の水やりと同じで」
こう言われた瞬間、難しい話がスッと絵になる。
あの技術、才能だと思われがちですが、私は違うと考えています。
あれは才能ではなく、"在庫"です。
説明の途中で「例えば・・・」と言いかけて、
何も出てこなかった経験、ありませんか。
出てこないのは、頭の回転の問題ではありません。
その場で在庫のない倉庫を探しているからです。
料理人が営業中に食材を買いに走らないのと同じで、
例え話も、話す前に仕込んでおくものなんですね。
というわけで、仕込みました。
暮らしの中の題材を164個、棚卸しして、教訓と使いどころまで分解した"倉庫"です。
今日はそれを丸ごと公開します。
だしをとる、換気扇の油汚れ、水やりのしすぎ、渋滞、家計簿。
誰でも情景が浮かぶ暮らしの題材128個に、
職人の現場・投資と相場・AIとデジタルの事業寄り36個を足した全164題材。
1題材ごとに「分解(実際に何が起きているか)」「教訓(視点別に複数)」「使う場面」まで割ってあります。
ポイントは、1題材から正反対の教訓が出ること。
圧力鍋は「集中投下は効く」の話にも「圧のかけすぎは事故」の話にも使えます。
これは矛盾ではなく武器です。
→ ネタ帳を読む
素材だけでは話せないので、流し込む"型"も用意しました。
セミナーの冒頭、記事の書き出し、1on1、X投稿、反論への切り返し、
クロージング、子ども向け、ポッドキャストの8場面です。
それぞれに型と実演台本をつけたので、題材を差し替えれば同じ型で量産できます。
→ 台本集を読む
164題材と8場面と逆引き索引を、A3横1枚に集約しました。
「言いたいこと」から題材番号を引いて、型に流し込むまでが、この1枚で完結します。
印刷はA3横がおすすめですが、A4縮小でも使えます。
コツをひとつだけ。
効く例え話の条件は"構造が重なっていること"です。
「桜のようにパッと咲く」は見た目の比喩(ひゆ・たとえ)ですが、
「桜は冬の寒さを経ないと咲かない(休眠打破)」は構造の比喩。
構造が重なると、聞き手は自分で結論にたどり着いてくれます。
自分で気づいた結論は、こちらが言い切った結論より、ずっと残ります。
正直に言うと、このキットは読み物として面白いものではありません。
辞書が読み物として面白くないのと同じです。
一番の使い方は、"何かを説明する予定ができたとき"に開くこと。
セミナーの前日、記事を書く前、部下との面談の前。
そのとき逆引き索引が、たぶん一番働きます。
もしよかったら、まずはA3マップを1枚、印刷してみてください。
机の端に置いておくだけで、「例えば・・・」の続きが出てくる日が増えると思います。
それでは、また。
関連リンク
「たとえを1つ持つ」は、言語化の技術のひとつです。なぜそれが効くのか、ほかの技術は何かは、こちらに書きました。