← akimo10shin5 ポートフォリオに戻る
はじめての確定申告 遭難しない登山地図 プレ編(開業)

開業前のレシートが、
未来のあなたを助けます

税金のスタートラインは、開業日より手前にある

こんにちは、秋元進吾です。

開業を決めると、やることが一気に押し寄せてきますよね。
サービスづくり、屋号、サイト、名刺。
税金は「売上が立ってから考えればいい」・・・そう後回しにしたくなる気持ち、よくわかります。

でも、ひとつだけ先にお伝えさせてください。

税金のスタートラインは、開業日ではありません。
もっと手前、"準備を始めた日"に引かれています。
📖 この記事でわかること

開業前の支出は「開業費」という貯金箱へ

準備期間に払ったお金・・・講座の受講料、道具、打ち合わせの喫茶店代。
これらは開業費という枠にまとめて、資産として持っておけます。

この枠の何がすごいかというと、経費にするタイミングを自分で選べること。
売上が伸びた年にまとめて経費化する、という使い方ができます。

ただし入場券が要ります。
レシートや領収書、そして「この事業のための支出だった」と説明できること。

証拠のない支出は、制度の上では存在しません。
今日から入れ物をひとつ・・・お菓子の空き箱でも、スマホの写真フォルダでも・・・用意してあげてください。


青色申告には"事前エントリー"がある

節税の王道、青色申告。
最大65万円の控除や赤字の繰越など、特典の多さは折り紙つきです。

見落とされがちなのは、これが事前申請の制度だということ。
承認申請の締切は、開業から2か月以内、またはその年の3月15日です。

「儲かってきたら切り替えよう」と構えているあいだに締切が過ぎると、その年は白色で確定。
マラソンと同じで、走りながらのエントリーはできません。
開業届と同じ日に、承認申請も出してしまうのが確実です。


口座を分ける・・・1年後のあなたへの贈り物

開業準備で、費用ゼロなのに効果が最大の一手がこれです。
事業用の口座とカードを、生活用から切り離すこと。

混ぜたまま1年走るとどうなるか。
通帳、カードの明細、ネット通販の履歴。
3種類の記録を横に並べて「これは仕事、これは私用」と選り分ける日々がやってきます。

私はこの選り分けを、数百件やりました。
静かな部屋で、ひたすらに。
あの時間は、口座を1つ分けるだけで消せたものでした。


屋号とインボイスは、走りながらでいい

開業前の二大お悩み、屋号とインボイス登録(消費税の請求書を発行できる事業者になる手続き)。
どちらも、初日に答えを出す必要はありません。

目安をひとつだけ。
お客さまが会社や事業者の中心なら、インボイスは早めに検討。
一般の消費者が中心なら、急がなくて大丈夫です。

くわしい判断は、開業後の講座でじっくり扱います。


今日のポイント

📝 今日の宿題(1つだけ)
領収書の入れ物(箱でもスマホのフォルダでも)を、1つ用意する

おわりに

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

「後から直せない選択」の全体像は、地図編にまとまっています。
4番~6番が、今日の話です。

🗺️ シリーズの地図編
確定申告の地雷マップ・・・後から直せない12の選択

取り返しのつかない12個を、4つのエリアに分けた地図です。

地図編を読む
🎒 開業の手続きを、まとめて伴走
お店なし開業パック 配布室

開業届や青色申告の書類まわりも、ここでゆっくり扱っています。気が向いたときに、覗いてみてくださいね。

配布室を見てみる
⛺ 無料講座・全19回
講座の全体マップ・・・開業した人はコースAへ

今日の話の実務編(開業届と青色申告・お金の境界線・記録の技術・決算書から提出まで)は、講座のコースA全4回で。すべて無料です。

全体マップを見る

次回は「株・投資を始める前に知っておく、税金の話」です。

※この記事は一般的な税制の解説であり、個別の税務相談ではありません。制度は年分によって変わります。具体的な判断は、税務署(国税相談専用ダイヤル 0570-00-5901)または税理士にご確認ください。本文は令和7年分の制度(執筆時点:令和8年8月)に基づいています。
※出典:国税庁タックスアンサー
#はじめての確定申告 #遭難しない登山地図