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車のカリキュラム / 第15講 払い方で総額が変わる / 図解㉔

払い方 5種の比較 ・・・ 月々の安さは、安さではない

同じ車を同じ値段で買っても、払い方で最終的な金額は変わります。月々がいちばん安い方法が、いちばん総額が大きいこともあります。
金利や条件は時期・金融機関・商品で変わります。ここでは仕組みだけを整理しています。
覚えるのはこれだけ 月々の支払額 × 支払回数 + 頭金 + ボーナス払いの合計 = 総支払額 / 総支払額 − 車両価格 = 借りるために払った費用
払い方一言でいうと
仕組みお金の流れ
総額大きさの傾向
向いている人
気をつけること
現金一度に全額
車両価格と諸費用をまとめて支払う。借り入れなし
いちばん小さい
手元に十分な資金がある/利息を払いたくない
突発の出費への備えまで使い切らないこと(第8講)
マイカーローン金融機関から借りる
金融機関から借りて代金を支払い、金融機関に返していく
中くらい
金利を抑えたい/車の所有者を自分にしたい
審査に時間がかかることがある。手続きは自分で進める
販売店のクレジット信販会社の分割
販売店が扱う信販会社と契約し、分割で支払う
中〜大
手続きを一度に済ませたい/その場で決めたい
完済まで所有者が信販会社などになる場合がある
残価設定クレジット数年後の下取り額を先に差し引く
残価を差し引いた分を分割払い。期間終了時に返す・乗り換える・買い取るの3択
月々は小
総額は大きめ
3〜5年で乗り換える/距離が上限内/きれいに使える
距離の上限・車の状態・残価の保証の有無・残価部分の金利
リース・サブスク買わずに使う
月々の使用料を払って乗る。税金や車検が含まれることが多い
条件による
初期費用を抑えたい/支出を平らにしたい/所有にこだわらない
走行距離の上限、途中でやめるときの条件。終わっても何も残らない

同じ車を、2つの払い方で比べる

払い方A払い方B
月々の支払額
支払回数
頭金
ボーナス払いの合計
最後に払う金額(残価を買い取る場合)
総支払額
車両価格との差=借りるための費用

残価設定クレジットを勧められたら、この3つを聞く

  1. 年間の走行距離の上限は何kmですか。超えたらどうなりますか。
    → 図解⑭で出した自分の年間走行距離と照らす
  2. この残価は保証されていますか。相場が下がった場合はどうなりますか。
    → 保証あり・なしで、数年後の負担が変わる
  3. この契約の総支払額はいくらですか。
    → 月々ではなく総額。ここを聞ける人は強い

🏆 残クレは「手放す前提」の仕組み

数年後に返す・乗り換えることを想定した払い方です。数年ごとに乗り換える人には合理的。1台を10年乗りたい人とは、そもそも設計思想が合いません。良い悪いではなく、前提が自分と合うかで見てください。

💡 月々を下げる=期間を延ばす

月々の支払いを小さくする方法は、期間を延ばすか、後ろに回すかのどちらかです。どちらも総額は増えます。この関係は避けられません。

⚠️ 審査に通っても喜ぶには早い

審査は、貸す側が「返してもらえそうか」を判断したもの。あなたの生活が無理なく回るかを判断したものではありません。決めるのは審査ではなく、あなたです。

仕組みの説明であり、特定の金融商品の推奨や個別の資金計画に関する助言ではありません。金利・残価の扱い・距離の条件は商品と契約により大きく異なります。借り入れの検討は金融機関や専門家にご相談ください。 車のカリキュラム 図解㉔ / © 2026 秋元進吾
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